こんにちは。株式会社ヤヒロ 業務部の中川です。
これから、ヤヒロ社員が交代で、商品や素材についての情報を紹介していきます。
第1回は「メラミン」がテーマです。
私自身、「メラミン」という言葉は、ヤヒロに入社して初めて聞きました。
でも、どういうところに使われているかを知ると、意外にも身近で、しかも、様々な場所で使用されていることに驚きました!
食器に使われる「メラミン」
私たちが「メラミン」と呼んでいるものは、正確には「メラミン樹脂」のことで、硬くて丈夫、熱に強く、優れた保温性を持っているのが特長です。
衛生的で壊れにくく安全なので、給食や赤ちゃんの「食器」に用いられています。
カラフルな絵付ができるのも特長のひとつです。
ラーメンやちゃんぽんについてくる「れんげ」も、ほとんどがメラミン樹脂のようです。
世界中に普及するメラミン食器は、20億個以上にもなると言われています。
とても身近な存在ですよね。
家具にも「メラミン」
生活の中で身近な存在であるテーブルやデスク、カウンター、テレビボード。
これらの「天板」や「棚」の表面に使われているのが「メラミン化粧板」です。
耐摩耗性や耐久性が求められる場所に「メラミン」はうってつけなのです!
鉛筆で強く書く試験をしたところ、タモ集成やオレフィンシートなどは、書き跡の傷やへこみが見られたのに対し、メラミン化粧板には傷ひとつ付きませんでした。
メラミン化粧板の表面は非常に硬く、丁寧に利用すれば、いつまでも新品の様な状態で使い続けることができるのです。
キッチンにも「メラミン」
メラミンは耐熱性に優れている為、直接180℃のオイルが入った鍋を置いても、跡が残りません。
タモ集成やオレフィンシート、メタクリル樹脂と言った他の素材では、鍋の跡が残ってしまいます。
キッチンのように、熱い調理器具を使う場でメラミン化粧板が多用されているのは、こうした耐熱性が評価されているのです。
メラミン化粧板の特長に、耐火性をあわせもった「アイカセラール」は、コンロの周りに使われます。
家の中をぐるっと見回しただけで、メラミンは様々な場所に使われているのです。
みなさんにも、もっともっと身近に感じていただけると嬉しいです。